4/10「虐待する人間の魔性」マタイ福音書27章27~44節

 死刑判決が下されたイエスの姿。「赤い外套」は緋色であり、紫に近いもので、「罪」や「懺悔」を表現するものとして処刑される者に着せられたと考えられます(色の使い方は時代で変化する)。そして「王」の冠は「茨」であり、その堅い棘は主イエスの皮膚を刺します。そして、つばをかけられ、叩き続けられたのです。まさにその時、主は人間とみられていなかった。ここに人間の「魔性」を見ます。優しい父親が戦時下において赤ちゃんを槍でためらいもなく刺したように、狂気の人間、それが確かに人間の姿だと思う時に悲しみがあふれます。「魔性」の血の遺伝子は誰もが持っており、その犠牲が主イエスに代表されます。同時に犠牲となる主だけが人間を赦しその罪の歴史を浄める、いや、犠牲は今も続いています。主の十字架に目を向けない限りはその歴史は繰り返し続けるのです。

<日本バプテスト連盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 南千里バプテスト教会。大阪府吹田市高野台3-10-8にあります。一度伺ったことがありますが、低い山をくるくると登り切った上にあります。さいごは行き止まりになるので、その前に見つかるはずです。祈りの課題は以下です。➀牧会者があたえられますように。②聖書から力を与えられますように。③教会の交わりが豊かになるように。代表役員:平田道也

2020年04月07日