8/6 出エジプト記1章15-21節 「その時、歴史は動いた」

 所沢教会の礼拝では8月と9月、「出エジプト記」から学んでいます(除く「平和祈念礼拝」)。出エジプト記は、エジプトにおける奴隷の苦しみから、神様がイスラエルの民を救い出し、エジプトを脱出させて下さったことを語っていきます。「出エジプト記」とは考えてみればおかしい言葉ですが、英語ではこれをExodus(エクソダス)と言い、ギリシャ語に遡る言葉で「外へ」と「道」という言葉の組み合わせ。「脱出」しなければいけない境遇を体験した方はあまりいないでしょうが、家族や暴力から「脱出」したい人は多いのです。今日の箇所に名が刻まれる二人の助産師。命を奪おうとする世界に命を守り通そうとする働きと知恵に感謝です。歴史を学ぶ時、小さな無力な人々の存在への注目こそが人間の未来を拓くのです。今日、広島に原爆が投下されて75年目を数えます。今、世界が目指すべき「脱出」のひとつは核兵器からの脱出です。

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 大泉バプテスト教会。東京都練馬区東大泉6-42-30にあります。この教会の木村牧師は出身教会であるT教会の少し先輩です。東大で学ばれた俊才ですが、牧師の道を目指して西南学院大学神学部で学ばれました。専任牧師をしていない時代のありましたが、大泉教会の前任牧師であった松村誠一牧師が異動後、大泉教会の主任牧師として活躍されています。教会主事の大野氏は仕事をしながら東京バプテスト神学校で学ばれ、そのころ、当教会の「神学校週間」で二度お話をしてくださいました。「主事」とは、教会の世界では「主(=イエス・キリスト)の宣教に関わるお仕事」の略だと思います。つまり、何でもやらないといけないの。でも悲壮感はなく、喜びをもってなされる働きです。祈りの課題は以下です。新年度の教会の歩みの上に。②求道者、決心者の信仰のために。③新型ウイルスの終息のために。牧師・木村 一充、教会主事・大野 夏希 

2020年08月05日