7/28 創世記42章1-13節 「あなたならどうする?」

 「出エジプト記」を連盟「聖書教育」誌で8月と9月に学びます。「出エジプト」の前に創世記37章からの「ヨセフ物語」は是非読んで下さい。トーマス・マンの「ヨセフとその兄弟たち」はまさにこの話。ヨセフは「夢見る者」とも呼ばれます。「夢見る者」は夢により苦境に立ち、夢により人々を救うことになるのです。「夢」を見ても、それをどのように考え、用いるのか考えさせられます。「夢」は何か美しいことのように思いますが、その「夢」が本来、何を目指しているのかを考えたいですね。でも夢はたくさん持ってください。今日の箇所はかつてヨセフを追い出した兄弟との再会ですが、「嘘」や「恨み」や「赦し」や「愛」の感情が響く箇所。あなたはどう感じますか?

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 日本バプテスト連盟全国壮年会連合。この組織は日本バプテスト連盟に加盟する教会(+伝道所)の壮年の集まりです。主な働きはこれから牧師や伝道者になろうとする人を教育する「神学校」を支えることですが、何より「奨学金制度」を運営していることがすばらしいです。牧師になろうと思う人は10代ではあまりいません。大学生になったり、実社会に出て、その後に、牧師になる道が与えられることが多いのです。そして、たとえば日本バプテスト連盟の教派神学校である西南学院大学神学部で学ぶとなると、学費が必要ですし、それまでの仕事はできなくなります。でも、ご安心を!日本バプテスト連盟の奨学金制度は大変整っており、西南学院大学への入学金や学費は一定の条件を満たせばすべて支援されます。生活費も貸与があり、数年間、きちんと学ぶことができるのです。この制度は私も大変助かりました。神学生は基本、貧乏ですが、奨学金や教会からの援助金、あとはバイト等をして学ぶことができるのです。ただ、今の大問題は牧師になろうとする人が少ないのです。これから、高齢になり、引退される方は多くなるのに、神学校の卒業生が少ない。西南学院大学神学部の牧師コースにはこの2年度ほどほとんど入学者がいないという危機です。牧師になる道は、それは神さまの語りかけが必要ですが、何歳からでも可能です。60歳過ぎて神学部に入学する方も何名もおります。そのような方の「あるある話」は、「おれ、新入学生なのに、教授に間違えられた」というもの。西南学院で若い方々と一緒に神学を学んでみませんか!一応、牧師コースへの入学は3年以上のバプテスト教会での信仰経験が必要なことと、もちろん試験もありますが、私が優しく指導いたします。

 それから、「全国壮年会連合」は毎年、夏季に総会を行うのですが、今年はコロナ感染拡大の影響で書面議決となりました。祈りの課題は以下です。①このような中でも、神学生支援の神学校献金が祝されるよう、全壮年の信仰と働きが強められますように。会長・山田 誠一(大井教会員)

2020年07月25日