7/22 フィリピ書3章12-4章1節 「途上を歩む希望」

 私の大好きな箇所です。12節の「それ」は「信仰の道にある目標」です。そしてパウロは「まだ途上である」と語ります。「途上」、それはまだ「未完成」であり「工事中」なのです。しかし、そこに希望があるのです。どのようになるのか、どのように導いて下さるのかを探しながら歩むのです。更に、「途上」を歩むのは「神が捕らえているから」こその道なのです。15節の「完全な者」はパウロが威張っているように感じるかもしれませんが、パウロにとって「完全」な道は「不完全」であることであり、「自分は完成されている」と語る人々への批判です。そして「自分の腹を神とする」人々への「パウロの涙」が印象的です。

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 千葉バプテスト教会。千葉県市原市五所1540にあります。この教会には二度伺ったことがあります。最初は、福岡有田教会にいたころ、神学生として出席奉仕してくださったKさんが千葉教会の牧師に就任されて、連盟少年少女大会のあとに伺い、礼拝で宣教させていただきました。Kさんのことが気がかりなこともあったので。千葉教会はコンクリートの箱型の建物で音がすごく響くのです。楽器は響きすぎるのではないかと思いました。千葉といったら都会のイメージがありますが、特に教会周辺は畑が点在するのどかな場所です。千葉教会は「五井」というところで、JRと小湊鉄道の駅があります。二度目に訪れたのは3年前位でしょうか。この時の牧師は故矢野満先生でした。矢野先生は長らく日本バプテスト連盟事務所で「バプテスト」誌の編集等をされておられ、昔からお世話になった先生でとても温厚な方でした。天に召された時はとても悲しかったことでした。伴侶の由美先生とも連盟関係の集会でご一緒に奉仕させていただいた先生です。特別伝道集会にお招きを受け、楽器等を車に積み込んで千葉までいきました。音響のことが心配でしたが、工夫されたり、礼拝の参加者は子どもを含めて多く、それほど心配なく奉仕できました。矢野満先生は闘病中でしたが。快く対応してくださいました。また、澤田ルツ子さん(今は同教会音楽主事)の方が音楽がとてもよくでき、この時は特伝といっても讃美歌を中心としたものでしたが、澤田先生のお働きもあり、皆さんと一緒に楽しく過ごすことができました。結構、知っている方も多く、旧約聖書神学者であった時田光彦先生とは久しぶり、また、長瀬さんと奥様のご家族など、以前から知っている方々でした。また、教会にはトンネル?を使って神奈川県から出席されている方もいました。「小湊鉄道」にもいつか乗りたいと思っております。千葉教会の帰りには、当時、千葉県にいらっしゃった中田先生ご夫妻と合流して千葉メシを食べました。「なめろう」というのがありますが、いちいち新鮮な魚をたたかないでお刺身で食べたほうが美味しいのに、と今だに納得できておりません。ここで千葉教会の祈りの課題を。①人々のいのちと生活が守られますように。②礼拝と交わりの回復と再構築がなされますように。牧師・元川信治、協力牧師(兼教育主事)・矢野由美、音楽主事・澤田ルツ子。

2020年07月19日