6/27 Ⅱペトロの手紙3章8-13節  「対話的に聖書を読むこと」

  第二ペトロ書について他の文書で言及されるのは2世紀後半であり、Ⅰペトロ書とも内容が異なり、いくら保守的な聖書学者でもペトロの手によらない、つまり、主イエスの弟子であり、初代教会の代表の一人であった、ペトロの名前を冠した文書と断定します。バークレーの注解書読むだけで、その評判悪さについ同情する私でもありますが…ただ、ところどころ「なるほど」と思う箇所もあります。この書は短いので読んでみたらいいですよ。今日の箇所はいわゆる主が再び来たり給う終末(=完全な救い=再臨)の遅延について語りつつ、道徳的な行動をする励ましをしています。「神の一日は人間の千年のよう」とか「終末の遅れは救いのため」等の言葉は「そうだ」と思います。聖書は、すべて飲み込まないといけないという読み方ではなく、聖書の言葉と対話しつつ読むことが大事です。「そうかなぁ」とか「おかしいな」とか「本当にそうだ!」というように。Ⅱペトロ書は突っ込みドコロも満載です。

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 日本バプテスト連盟「監事」。日本バプテスト連盟の「監事」は業務や財政の監査をしていただく方々です。総会において選挙で選出されます。日本バプテスト連盟の理事会報告や総会報告等、実に詳しく、宗教法人として、また、何より、教会のあるべき姿として公明であり、ガラス張りです。誰が権力や力のある人がいて、その人の言うことは絶対叶うとか、そんな甘い世界ではありません。理事をやっているから何か有利とかそんなこともまったくないし、むしろ、理事等をすると持ち出しが多いし、そのための時間を準備するのが大変なほどです。監事の方々も最低年1週間以上はその働きのために時間をささげなくてはなりません。理事会にも必ず監事が陪席して議決をするのにきちんと規約通りになされているのか、判断がきちんとした議論の上でなされているのか、などをチェックしています。お疲れ様です。祈りの課題は以下です。①協力伝道の業が豊かに進められるように。②理事会や各委員会、連盟事務所のスタッフの働きを覚えて。監事・小河義信(主任・仙台教会牧師)、奥村妙子、平良憲誠、松本素代美

2020年06月25日