9/30 イザヤ書44章21-45章1節 「ペルシャ帝国の覇権」

 「第二イザヤ」(28日当欄参照)の箇所。「思い起せ」と始まります。「思い起せ」とは捕囚の苦難の中で主への礼拝や主の導き、臨在を忘れている人々への言葉。「贖い」は本来、代価を払って買い取るとの意で、聖書では人間を赦し、解放を与え、神の愛する存在として下さることです。26節の「ユダ」は「南ユダ王国」のこと。「キュロス」への言及があります。ペルシャ帝国初代王キュロスは前539年に新バビロニヤを滅ぼし、捕囚民をそれぞれの国に帰しました。帝国は当時、世界最大でした。イスラエルの民にも帰還後の生活や神殿再建に対して寛容な政策を行いました。もちろん、キュロス王は一時の助け手でありましたが、所詮、支配者は移り変わり、永遠の支配なぞ人間にはできないのです。今日はN・Nさんのお誕生日おめでとうございます。

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 日本バプテスト連盟引退教役者の方々を覚えて。堤 正信氏(神奈川県在住)、友納 徳治氏(福岡市在住)

2022年09月24日