11/19 詩編44編 「神は眠っておられるのか」

 詩編の中で最初の「救いを求める共同体(「我ら」)の祈り」。讃美歌でも「わたしは主を愛する」等の個人的な歌が多いのですが、信仰は個人的であり、同時に「共に生きる中で育まれ、共に祈られる」共同体の信仰です。信仰を個人的な事柄に留めないことが教会の担う働きの一つなのです。この詩は救いの歴史の回顧から始めて、信仰の告白、信頼の表明、そして、現在の苦しみの現実が対比され、向けられている敵意が描かれます。さらに共同体の誠実さを主張し、再び苦難を語り、嘆願と訴えをもって閉じられます。「なぜ眠っておられるのですか」との神への問いはユニーク。通常、信仰が眠るのは人間。我らもまた信仰を、御心を神に対して眠ることなく求めたいものです。

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 日本バプテスト連盟 熊本南キリスト教会。熊本県宇土市新小路町101-1にあります。「宇土市」は通過したことはありますが、まだ行ってない場所です。祈りの課題は以下です。①コロナ禍の礼拝・みことばの奇跡のために。②県内の協力宣教の輪が広げられるように。③地域の生涯学習プログラムの準備や実施のために。牧師・朴 哲浩

2021年11月17日