6/28 マタイ福音書13章53-58節 「主イエスの兄弟ヤコブ」

 「ヤコブの手紙」を学ぶにあたって。著者ヤコブは主イエスの弟であり、主イエスの昇天後はエルサレム教会の中心の一人として活躍しましたが西暦62年に殉教の死を遂げます。一方で神学者によってはこの手紙が書かれたのは百年頃が想定されます。後の世代の執筆であったとしても、使徒ヤコブの思いや主張(もちろん、その源泉は主イエスからですが)が響いています。その中でもヤコブ書では、当時の一部の人々が貧しい人々を踏み台にしてでも富の蓄積と地位の向上に奔走し、教会においても指導的な地位を占めようとする人々を批判していますし、弱い側にある人、痛む人への共感とその立場からの発言はまさに初代教会で「義人ヤコブ」と言われた由縁です。

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 日本バプテスト連盟 「『神学教育』に関する委員会」。①神学生の学びのため。②神学教育に関わる三つの神学校・宣研・連盟の良き協働のために。③献身者が起こされるように。委員長・中田義直(常務理事)

2021年06月28日