5/31 ヨハネ福音書1章1-18節 「ことばが命となる」

 ヨハネ福音書の冒頭は「ロゴス讃歌」と呼ばれます。「ロゴス」は言葉、真理、概念、思想、事柄そのもの、等の広い意味と多くの派生する言葉があります。新共同訳聖書では「言」と漢字一文字で特殊な使い方です。聖書では「言=(この世に誕生する前の)主イエス」を示し、主イエス誕生後では「福音」を示します。「言が肉となる」のは、約束の実現です。私共が「愛する」と言っても、それが行動にならず言葉で終わってしまったら言葉は現実にならない。しかし、(神の)言葉(思い、願い)が具体的に「命」(光・恵み・真理)として現実に生じたのが主イエス・キリストなのです。それを「宿られた」とヨハネは語ります。「わたしたちの間」は「わたしたちと共に」であり、「わたしたちの内に」でもあり、「関わり」「繋がり・結びつき」という関係性です。

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 連盟引退牧師を覚えて。安藤榮雄氏(福岡県在住)、安藤榮二氏(埼玉県在住)。このお二人は兄弟であり、日本バプテスト連盟の歩みの中に大きな足跡を残しているし、今もなお活躍されています。

2021年05月30日