4/24「キリストの守りの中で」Ⅰコリント1章4-9節②

 6節の「キリストについての証し」。「証し」という言葉は世の中で一般的に使わない言葉のように感じます。「証拠」や「証明」、「ある事柄が確かであるよりどころを明らかにする」ことです。教会では「証しします」「証してください」という言葉が頻繁に用いられますが、それは「神さまが自分に与えてくださった恵みを語ること」です。キリストが自分にどのように関わり、導いてくださったことですから、自分を誉めたり、自分のしたことを自慢するのでなく、「神さま」がなしてくださったことを語るのです。戻って、ここは「キリストの福音を学び、分ち合って、確かになってきました」ということです。7節は「そして、キリストを知ることによって神の恵みを一つ残らず知りました」と訳します。新共同訳などの「賜物」はわかりにくくなります。そして8節を田川健三はこう訳します。「主は、我らの主キリスト・イエスの日においてあなた方が責められることのない者となれるように、あなた方を最後まで堅く支えて下さるであろう」。神さまの「恵み」を知る、それは、多くの間違いを犯しやすい私どもを確かに導く。「キリストの日」とは「キリストの出現」、いわゆる「最後の審判の日」ですが、いついかなる時にも、あなたを堅く支えてくださるのです。もちろん第一義には「信仰が守られる」ということですが、同時に、日々、様々な困難や危険の中に生きる私どもを守ってくださるのです。主なる神があなたに目を注ぎ、守ろうとしてくださっています。「守られる」なら、はずれたことをしてもよいか、と思ったり、「守られかどうか確かめてみよう」等と考えることは、イエスさまにサタンが語ったことと同じです。「守られている」なら、「守られている者」として今日の行動を決めていきたいのです。あなたを生かし、喜びと希望の中に導く神のまなざしを思いつつ、今日の日を過ごしましょう。

<日本バプテスト連盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 平針キリスト教会。名古屋市天白区向が丘1-617にあります。10年程前に新会堂になりとても入りやすくなりました。平針は「ひらばり」と読みます。この教会の谷綛牧師は、以前、神戸市の国際的な教会、名前がでてこないけど、その教会を経て、バプテストに加わり、尼崎教会、そしてこの平針教会に招聘されました。日本バプテスト連盟のいろいろな研修会などに積極的に出られている方です。祈りの課題は①新会堂10周年記念行事のために。②伝道50周年記念行事のために。③祈りとみ言葉の教会となるように。牧師:谷綛安雄

2020年04月22日