12/24 ヨハネ福音書1章43-51節 「人をラベルで判断しない」

 フィリポが主の弟子になります。フィリポが友人(?)ナタナエル(バルトロマイと同一と考えられる)に主に出会ったと感動して話すと、「ナザレ出身で大した者などいない」と(多分)嘲笑します。「ガリラヤの町ナザレ」は割と新しい土地で特筆するようなものがない場所。大体「ガリラヤ」は方言もあり、時に差別されていたようです。今日の要点は私共が自分の常識や知識のみで「あの町はだめ、この人もしょうがない」と判断することへの批判です。出身地とか血液型とか、姿とか、学歴等で人を判断し、決めつける危険を私共は持っています。ラベルで人を判断するより「直接に会って話をする」ことが大事。教会も自分の目で、耳で確かめようと、数回来れば深い人生の宝のある所だと知ると思います。

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 福岡有田バプテスト教会。福岡市早良区有田1-35-25にあります。何よりこの教会は私が8年程牧師として歩ませていただいた教会です。「有田」といえば、多くの方が「佐賀県」ですか?とか「和歌山県」ですか?といわれますが、福岡市早良区で、西新というターミナルへバスに乗れば20分くらいでしょうか。私は同じく西新にある西南学院大学には時折、自転車で行ってました。そして、有田教会は場所がわかりずらいのです。バス道から2本ほど中に入った住宅地にあり、周辺は一方通行道が多いのです。ちらしを見て礼拝に参加されようとした方がさんざん迷って、礼拝後に訪れたこともありました。私が在任中に始めた「ゴスペル教室」や「ドラム教室」が今なお続いていることに驚き感謝しております。私が異動した後、金丸 真牧師、そして、現在の松田牧師になります。この教会とメンバーの方々、近隣の方々との思い出はたくさんあります。いくつか紹介すると、私が有田教会の屋根に上って、修理をしておりますと、近くの中学の生徒が教室かベランダから見ていて「おっさん、がんばれー」と大声で声をかけてもらったのは大変うれしかったです。私が就任した時は礼拝人数も10人を切る時もありました。しかし、近くに大きな団地もあり、沢山の方々が住んでおられますので、自分で新聞タイプのチラシを作製し、印刷し、数千枚を配っておりました。もちろん、すぐに人が来るというわけではありませんが、周知されましたし、ゴスペル教室もすぐに10数名の参加者が与えられました。今なおとても大好きな教会です。祈りの課題は以下です。①教会堂の改築・新築の幻。②求道者の救い。③高齢の教会員の命と信仰が守られますように。牧師・松田和夫

2020年12月21日