3/27「聞くべき声は誰の声?」マルコ12章27-36節

ローマ帝国ユダヤ属州総督ポンテオ・ピラト(在位二六~三六年)はユダヤ最高法院からの上告を受け、イエスを尋問します。死刑できる権利はローマ帝国ですから。主イエスは沈黙を続けます。その沈黙は「他人が何と言おうが、あなたは私を誰と思うのか」という問いであります。様々な情報を聞き、特に悪い噂に共感して一緒に騒ぐ人間が多いのです。真実を自ら確認することが大事です。ピラトはイエスに罪を認めず、人々の「ねたみ」が根本問題だと理解します。それは優れています。そして祭り時には恩赦について人々がバラバを恩赦せよとの声に、ピラトは人々が暴動化した場合の責任を考え、イエスを処刑する決定をしたのです。すべて自己都合、自己優先の人間。

<日本バプテスト連盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 南九州地方連合。①南九州地方連合の教会・伝道所のために。②熊本震災で被災された方たちのために。③沖縄のために。
会長・中條 信治(宮崎教会牧師)

2020年03月27日