9/27 出エジプト記32章1-14節 「とりなす方によって」

 「神のみを神とし、愛に生きる人間関係」という「十戒」をモーセが与えられた時、皮肉にもふもとでは同時に、人々は不安からか金を集め、金の雄牛像を作り、神とします。真の神は怒ります。聖書の神は感情を持ち、考えを変えることができる方であり、人間の思い通りになる方ではありません。生きた熱情なる存在なのです。モーセと直接の子孫のみ助けてあとは滅ぼすと語る神に対し、モーセは民のことを思い、そしてその民はモーセを何度も困らせ、対立した人々でしたが、なお、その助けと赦しを乞い祈るのです。とりなすこと、破れた関係を繕い、その橋渡しをどうするのか。それは政治にも、私共にも求められていることです。

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 日本バプテスト連盟「公害問題特別委員会」。日本バプテスト連盟では理事会のもと、特別な課題(永続的ではない課題)への宣教課題を学び、伝え、行動するための特別委員会が総会の承認を得て設置されています。この「公害問題特別委員会」は過去、森永ヒ素ミルク事件を契機に始まりました。しかし、水俣や原発課題、アジアとの関係での公害輸出のことなど、次から次に事柄が起こるのです。祈りの課題等は以下です。①福島原発事故で分断された方々に主のとりなしがありますように。②日本を含めた東アジアの脱原発の協力の働きが進められますように。委員長・野中宏樹(鳥栖教会牧師)

2020年09月26日